Arch Linuxでニコ生

Arch Linuxで簡単にニコニコ生放送をする方法、手順、設定など紹介したいと思います。
宗教上の理由でwineというソフトウェアは使いません。ご了承ください。

使うソフトウェア

  • 配信 : Open Broadcaster Software*1
  • OBSプラグイン : RTMP NicoLive Plugin for OBS MultiPlatform*2
  • コメントビューア : Viqo

環境

インストール方法

それなりに長いので畳んでおきます。

OBS

$ yaourt -S obs-studio

obs-studio-gitというパッケージもあるのですが、僕がインストールしようとした時にはobs-studioよりも更新が遅れているようでしたのでobs-studioを使用しています。

OBSニコ生用プラグイン

追記(2016.01.26)
id:tomoki_imai さんがパッケージを作成されたようなので、スムーズにインストールが可能になりました。ありがとうございます。

$ yaourt -S obs-rtmp-nicolive-git

旧方法
Releases · raccy/obs-rtmp-nicolive · GitHub
ここから自分の環境に合ったほうの、debパッケージをダウンロード。debパッケージそのままではArchLinuxでインストールできないので、コンバートしてくれるdebtapをインストール。

$ yaourt -S debtap

コンバートする。

$ debtap ダウンロードしたdebパッケージ

途中で入力を求められるコンバート後のパッケージの名前やライセンスは、適当で大丈夫だと思われます。
コンバートし終わったパッケージ(hogehoge.pkg.tar.gz)をインストールします。

# pacman -U コンバートしたパッケージ

インストール完了。

Viqo

追記(2016.01.26)
こちらも同じく id:tomoki_imai さんがパッケージを作成されたようなので、スムーズにインストールが可能になりました。

$ yaourt -S viqo-git

旧方法
Releases · diginatu/Viqo · GitHub
ここからdebパッケージをダウンロード。さっきと同じようにコンバート→インストール。

各種設定

載せている画像は一部は都合上加工してあるところがありますので、自分のと違うぞ?って思っても気にしないでください。

先にViqoの設定をします。

Viqo

f:id:ndozto:20150520235205j:plain:w200 f:id:ndozto:20150520235033j:plain:w200
アカウントの設定だけ済ませておきます。セッションがうまく取得できれば成功です。

日本語入力にfcitxを使っていると日本語が入力できないのですが、それの解決方法は別の記事に書いておきます。

OBS

設定はコレと決まったものではありませんので、とりあえず自分の設定を載せておきます。
この設定でどれくらいの放送ができているのかは、一番下にリンクがある僕のコミュニティのタイムシフトをご覧ください。期限切れで何もなかったらごめんなさい()

f:id:ndozto:20150521000333p:plain:w200 f:id:ndozto:20150521001602j:plain:w200 f:id:ndozto:20150521000904j:plain:w200 f:id:ndozto:20150521000944p:plain:w200 f:id:ndozto:20150521000957p:plain:w200 f:id:ndozto:20150521001016p:plain:w200
ホットキーは何も変えてないので載せませんでした。

配信で、配信種別→ニコニコ生放送で、「Viqoの設定を読み込む」にチェックを入れることは必須です。 配信種別ニコニコ生放送という項目がない場合、プラグインの導入がうまくできてない可能性があります。それでもカスタムストリーミングを選択して、手動でアドレス貼れば放送することはできます。

その他抑えておきたいこととしては、出力映像ビットレートと音声ビットレートの合計値が一定値内に収まってないといけないこと…などなど。そういった基本的な気にしないといけないことはココでは説明しません。

放送手順

主に最初の枠の取り方で違います。

手順その1

オーソドックス?な方法

  1. 放送するコミュニティから「このコミュニティで放送する」を押して各種入力事項を入力して開始
  2. OBSの「配信開始」を押す
    • この時うまく接続できてなかったらエラーが出ます。
  3. 放送の準備をして、ブラウザから「本番開始」を押す。
  4. Viqoが自動で放送を検知してコメビュが動く(はず)

手順その2

Viqoを使う方法。
枠取りにブラウザを開かなくてもいい。でも本番開始はブラウザで行います(「取得後放送を開始する」にチェックすれば自動で開始されるっぽい)

  1. 放送→次枠設定で生放送のタイトルなど各種入力事項を入力
  2. 放送→今すぐ開始で枠を取る
  3. OBSで配信開始

OBSの設定で配信→自動で配信開始と枠移動を行うにチェックで自動で配信を検知して配信開始してくれます。

最後に

Linux ニコ生」で調べるとffmpegとか使って配信するようなやり方は出てくるんですが、自分の環境では放送できませんでした。
OBSはクロスプラットフォームなソフトウェアなのでLinuxでも簡単にそれなりに画質良く放送出来ます。
Viqoはコメントの読み上げには対応してないですし、棒読みちゃんLinuxでは動きません*3
そういう仕方ない面もありますが、Linuxでまともに動く配信ソフト、Linuxでまともに動くコメビュがあるだけでも圧倒的感謝…。

雑に記事を書いたのでわからないところあるかと思いますが、そういう場合はたまにやっている放送で聞くか、この記事にコメントいただければなと思います。また、ここおかしいんじゃないの?と言ったところも指摘していただけると助かります。

リンク

shuymn.hatenablog.jp

*1:以下:OBS

*2:以下:OBSニコ生用プラグイン

*3:OpenJTalkというものもあるようですが