MacBook Pro(US配列) + Windows10(BootCamp) での日本語入力環境を整える

前置き

とりあえずMBP(13inch, early 2015, US配列)にBootCampを使ってWindows10を入れてみたのですが、日本語入力周りでイライラしすぎたので改善することにしました。
ちなみに、自分はMac上ではKarabinerを使って右commandキーを押すと日本語入力オン、左commandキーを押すと日本語入力オフになるように設定しています。
なので、Windows上でもcommandキーを使って日本語入力のオン・オフを切り替えることを目標にしました。

使うソフトウェア

Windows単体で上記の設定をすることはできないので、インターネット上で公開されているソフトウェアを使用します。

KeySwap

ダウンロードはここらへんから。Windows10対応は明記されていませんが、問題なく動作しています。

ダウンロードしたら解凍して、KeySwap.exeを右クリックから「管理者として実行」
あらかじめ幾つか設定されていますが、右上の「設定をすべて削除」で削除し、「キーボード種別」を「英語」にします。 そして、Caps LockにCtrlを割り当てます。

最終的にはこんな感じ。 f:id:ndozto:20150903154036p:plain これで再起動するとCaps LockがCtrlになっています。元のCtrlはそのままCtrlとして使えます。

AutoHotKey

このソフトウェアが一番大切です。ダウンロードはこちら。こちらも問題なく動作しています。
ダウンロードしてインストールをして、メモ帳などでahkファイルを作り、そこに設定を書いていきます。 書く際に参考にしたサイトは一番最後に記しておきますので、ここでは自分の設定を公開します。

一行ずつ見ていきます。

LWin::vk1Dsc07B

これは、左のWindowsキー(左commandキー)を無変換(vk1Dsc07B)に割り当てるコードです。

RWin::vk1Csc079

これは、右のWindowsキー(右commandキー)を変換(vk1Csc079)に割り当てるコードです。

LWin & Space::Send, ^{Esc}

これは、両方のWindowsキーを別のものに割り当ててしまったので、Command+Spaceでスタートメニューを開くようにするコードです。スタートメニューを開くためには、Windowsキーを押す以外に、Ctrl+Escもあるので、それをCommand+Spaceに割り当てました。これは自分がMacでCommand+SpaceでAlfredを開くようにしているので、それを真似しています。

それ以降はよく使うCtrl+hogeのショートカットをCommand+hogeに割り当ててるだけです。

そして、ahkファイルを編集したら、fuga.ahkで保存して、保存したファイルを右クリックして「compile script」をクリックします。すると、fuga.exeが生成されるので、それを実行して動作を確かめます。間違っていたりうまく動かなかったらまたahkファイルを書きなおしてコンパイルの繰り返しです。

LWinを無変換に置き換えているのだから、無変換+Spaceのようにしないとダメなのかなと思い試してみたが、どうやらそうではないらしいので、LWin+hogeでショートカットを割り当てている。

生成したexeファイルをスタートアップに設定する

スタートアップに登録しないと、起動した時に自動で実行してくれないので、その設定をします。

pc-karuma.net

こちらを参考に、隠しフォルダを表示させ、そしてスタートアップフォルダにfuga.exeを置きます。これで完了です。

IMEの設定

最後に、無変換と変換でIMEのオンオフができるように設定します。
タスクバーの時計の隣のIMEのアイコンを右クリック→プロパティ
それ以降はそれぞれの使っているIMEによって変わりますので、以下を参考にしてください。

www.karakaram.com

これが終了して、再起動やサインアウトをしてもう一回サインインすれば、設定ができているはずです。

最後に

US配列でWindows使うのは本当に苦行感が出ているので、なんとか自分のmac日本語入力環境と同じような日本語入力環境が整えられて気分がいい。
Windows10に完全に対応が保証されているわけではないので、たまに動かない時があるが、ほとんど問題はない。
質問等ありましたらtwitter:shuymnまで

参考

*1:Caps LockをCtrlにするだけなので、すでに解決している人は不要

*2:MS-IMEでも可能ですので、ここは好みに合わせて